昭和44年11月鶴見大学歯学部附属病院開設以来、1歯欠損から無歯顎に至る広範囲な欠損様式に対し、金属構造義歯、アタッチメント義歯、顎補綴、インプラントデンチャーなど多様な診療を行っている。
口腔リハビリテーション補綴学講座 教授 大久保力廣
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ご挨拶
歯学部は今,岐路に立たされています.これほどまでの状況をおそらく10年前には誰もが予想できなかったはず
ですし,同様に10年後を予測することも非常に困難です.
しかし,この状況の到来は決して悪いことばかりではありません.
例えば,10年前に比較して,学生教育を皆が真剣に考えるようになりましたし,臨床面においてはPOSの立場で
治療を実践するようになりました.
研究面では任期制という最低限のハードルができて,論文作成が義務づけられました.
加えて,日本人のとても苦手とする「評価」が一般的になり,人を評価し,人から評価されるようになりました.
その結果,自分というものを振り返り反省することができるようになりました.
歯学部が順風満帆であれば,おそらく人から評価されることも少なく,自己評価もほとんどせずに,
自己の成長も組織を改善する努力も今ほどではなかったのではないでしょうか.
要するに危機感が私達を大きく成長させてくれているとも言えるわけです.
「変えること」や「変わること」は実は非常に難しいことです.
しかし今こそ,この危機をチャンスに変えて私達は自己の成長を促しながら,
下記の講座の理念と方針に向かって邁進したいと思っています.
どうぞ,倍旧のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます.
講座の理念
"Student First, Department Second, Faculty Last"
講座の方針
1)努力が報われる講座
2)愛情をもって教育する講座
3)診療に秀でた講座
4)人材育成を重視する講座
5)外部評価に耐えうる講座
6)開かれた講座
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